知って得するブラックジャックの知識【2とAは非なるもの】
こういう言葉を聞いたことはありませんか?
「2はディーラーにとってAだ」
このセリフは、2のアップカードを持っているディーラーが、
ヒットしようか悩んでいるプレイヤーに対して、
「2は、ディーラーにとってAと同じだからね」
のようによく言われます。
これは、ディーラーが2をAのようにとらえて、
パットハンドを作れてしまうことを示唆しています。
一種の威嚇行為のようなもので、
プレイヤーに対してスタンドさせて、
低い数字でとどめておくのが狙いです。
でも、これはまったく根拠のない嘘なんです。
たしかに、2はディーラーにとって、
そこそこ強いカードではあります。
ですが、Aは2に対してはもとより、
他のどんなカードに対しても強力なカードなのです。
これは、バストする確率を考えれば明らかですが、
ディーラーのアップカードが2の場合、
バストする確率は、35%です。
一方で、ディーラーのアップカードがAの場合、
バストする確率は、わずか12%しかないのです。
ディーラーがブラックジャックである場合を除いたとしても、
バストする確率は17%に留まり、
2の約半分の確率でしか、バストしない計算になります。
そのため、2とAは非なるものだと言うことを覚えておきましょう!
ちなみに、以前にも紹介しましたが、
ディーラーは、アップカードが5・6の時に最もバストしやすく、
2の35%も比較的バストしやすい数字と言えますね。